設問-2 回答-b
b が正解。○
たとえばセールス職務にとっての売り上げ目標といった定量的なノルマは、見習い期間や新人に与えたノルマはさておき、それが達成されない場合、会社の収入が不足し、経営に支障が出るレベルに設定するのが通常であろう。
達成できない場合を考慮して、必要よりも遙かに高く設定したり、現実的には誰も到達しえないような高さに設定するというやり方もあるかもしれない。だが、それではノルマが建前になってしまい、誰もが気にかけないノルマとなってしまう。
やはり、「自分に与えられたこのノルマを達成しなければ経営に支障が出る。だから責任が重い・・・」といった危機感が漂うほど、現実の必要性に合った高さに設定すべきである、と私は思う。
もちろん、現状維持を嫌い、販売能力の向上・伸長を図るため、高め高めに設定することは良いことだと思う。しかし、そうであっても、必要よりも遙かに高く設定したり、現実的には誰も到達しえないような高さに設定するというやり方は避けるべきだ。
さて、以上のような考えを前提として、たとえばセールス職務にとっての売り上げ目標といった定量的なノルマは、それをこなさなければ会社が困るという意味で、日常職務として扱うべきと私は思う。
たとえば、電車の運転士やバスの運転士、または旅客機の機長が、所定の回数だけその席に就き運行をこなさなければ会社やお客様が困る。運転士や機長が所定の運行回数を「ノルマ」という概念で捉えるか否かはさておき、それをこなさなければ会社が困るという点では、セールス職務にとっての売り上げノルマと同様だと思う。
運転士や機長にとって、所定回数の運行をこなすという行為は、日常職務の一環として行われる行為である。日常職務とは別に立てた特別な目標というわけではない。
これと同じ理由によって、セールス職務が売り上げ目標といった定量的なノルマをこなす行為も、日常職務の一環としての行為として扱うべきだと思う。